水虫・爪水虫
白癬菌(はくせんきん)が足の指や裏など皮膚の角質や皮下組織を侵食する事によって炎症などが起きる感染症です。一般には水虫という通称で呼ばれています。
放置は危険?!爪水虫(爪白癬)とは
原因
通気性の悪い靴を長時間履いている方など白癬菌が繁殖しやすい環境にある方が感染しやすくなります。
治療
抗真菌薬の内服・外用で治療いたします。皮膚だけの水虫は外用剤で治療することが一般的ですが、特に爪水虫で爪の変形が強いものは、内服から始めます。レーザーを併用していただくと、完治しやすくなります(レーザー治療は自費治療になります)。
爪水虫は、完治するのに1年以上かかることがあります。バスマットなどで家族に移ることもありますので、バスマットは必ず別けるようにしましょう。
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料金表
爪白癬レーザー
母趾 |
¥3,850 |
---|---|
他趾 |
¥2,750 |
よくある質問
爪白癬(つめはくせん)ってなんですか?
爪が水虫菌にかかってしまうと言うことです。
水虫はカビなんですが、カビにかかってしまって爪が変形してきます。
初期の段階だと爪が黒ずんできたり、あるいはその爪全体じゃなくて、その一部分だけに白い線が入ってきたり、いろんな形状を取ります。
でも最終的にそれを放っておくと爪が伸びなくなって伸びない分、上にどんどん爪が重なって黒く盛り上がったような爪になってきます。
その状態で靴を履くと盛り上がった爪が当たって履けなくなっていきます。
以前は爪白癬は皮膚と違って分厚いので、なかなか爪に薬が浸透しにくいのでいい薬がありませんでした。
ですが、塗り薬でクレナフィンと言う比較的軽度な人だったら、その爪の中まで浸透して効く薬が出てきました。
それでも重度になると効かなくて抗真菌薬みたいなものを内服してもらったりもしますが、なかなか難しいです。
今までは例えば半年飲まなきゃいけない、あるいはパルス療法といって飲んではやめてを繰り返すややこしい飲み方をしなくてはいけないカビの薬でした。
以前までのカビの薬は使いづらかったというのもあって爪の変形が高度な場合は難しかったです。
だけど最近12週飲めばいいと言う内服薬が新しく出てきたので、それでかなり改善されるようになりました。
それでも難しい場合、日本では実はまだ厚生労働省が認可してない治療で欧米やアメリカには爪のレーザーと言う治療があります。
爪にレーザーを当てて菌を熱で殺す治療で、当院では希望があればその治療もさせていただいてます。
併用していただく方が早く治ってる印象があります。
普通だと内服を飲んで1年以上かかってしまいますが、内服治療からレーザーを始めたい方がおられて治療したところかなり早いスピードで良くなってる方もおられます。
まず放っておかないことが大事です。変形が高度になればなるほど正直治りにくいです。
早期治療が1番重要でちょっと爪が黒く濁ってきていたり、白い筋が入ってきたりとかしたら検査すればすぐわかるので治療を始めていきます。
早期治療が一番早いし変形も残さず綺麗に治ると思います。
お薬を教えてください
クレナフィンというお薬です。
先端が刷毛になっていて直接爪に塗る感じです。
注意すべきなのは爪用なので爪に浸透するように溶かす溶剤が皮膚よりも結構強いです。
なのでたまにかぶれる人がいます。
塗っていて周りがただれてきてかぶれたりしたらすぐやめるようにお伝えしています。
1日1回を12週飲むといいのはネイリンという薬です。
以前は抗真菌薬を半年ほど飲まないといけなかったですが、こちらは12週飲めば一旦終了となります。
そこから半年〜1年様子を見て変形が強い場合はもう1クールすることもあります。
実際のレーザー治療
当院の爪レーザーはロングパルスヤグレーザーを使っています。
もともと皮膚の引き締めや赤み治療でも使う美肌のレーザーでもあります。
病変部に当てると湯気が上がってきます。
5分〜10分位で何事もなく帰れます。
レーザー治療の頻度と金額
以前は月一回を4〜5回きてもらっていたが、今はできれば毎週来てもらってそれを良くなるまで繰り返すのが理想です。
早い人は2〜3ヶ月位から効果が出てきて、わかりやすい人は1ヶ月くらいでも効果が出てきます。
できたら週一回通ってもらうほうがいいので、実は最近少し値下げしました。
今でしたら足の親指で3850円(税込み)、他の指でしたら2750円(税込)で照射させていただいています。
安くはないかもしれませんが、他のクリニックと比べてもおそらく安くさせていただいていると思います。
なるべく気軽にきていただけるように値下げをしました。