爪水虫の治療
べる皮ふ科形成外科 院長 谷川です。
本日は爪水虫の治療についてお話します。
爪水虫は、水虫の菌が爪に入ってしまって、爪の変色と変形をきたす病気です。
治療法としては、外用剤(爪用で皮膚より分厚い爪は、爪用を使用しなければ治りません)と内服治療、レーザー治療があります。爪の変形が高度な場合は内服治療からお勧めします。
治療前 人差し指1本でしたので外用剤とレーザー治療を併用しました。
治療後 治るまで1年2か月かかりました。
治療前 爪変形が高度なので、まずは内服を12週飲んで頂きました。
治療中 まだ先端に病変が残っているので、外用剤とレーザー治療に切り替えました。
治療後 治るまで1年3か月かかりました。
爪変形が強いと、治るまで時間はかかります。また、変形が残ることもあります。爪変形が高度になる前に治療をお勧めいたします。診断には組織をとって、白癬菌がいるか顕微鏡で見なければいけませんので、初診時は必ずご来院下さい。