帯状疱疹 ヘルペス
帯状疱疹
水ぼうそうにかかると、治ってからも後根神経節内にウィルスが潜伏し、免疫力が弱くなった時に再活性し、発症したのが帯状疱疹となります。赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出てきます。神経分布領域に沿って神経痛様の痛みや知覚異常が生じます。水ぶくれが多発し、潰瘍になり、痂疲形成します。治療は抗ヘルペス薬の内服になります。水痘ワクチンを接種されても、約20%は免疫力が下がると罹患すると言われています。
発症された方の3%が、治癒後もひどい神経痛に悩まされるというデータがあります。また、90歳以上になると、約半数の方は帯状疱疹に罹患すると言われています。
当院では、罹患したことがある若年層、60歳以上の方は、帯状疱疹の予防接種をお勧めしています。
シングリックスという帯状疱疹の不活化ワクチン(発症予防効果97%)が、水痘生ワクチン(発症予防効果50%)よりも帯状疱疹の発症リスクを大幅に下げますので、当院ではシングリックスを強くお勧めしております。
料金表
帯状疱疹予防接種シングリックス(2か月後に2回目の接種が必要です) |
1回¥22,000 |
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ヘルペス
熱の華とも言われ、風邪や発熱、疲れや免疫力が下がっているときに、ピリピリという違和感があった後に痛みを伴う水ぶくれが出来ます。他人に移ることもあるので、初期の治療が大事です。口唇、顔面、でん部などが好発部位です。一度罹患すると、ウィルスが体に潜むので、再発を繰り返します。
ピリピリという違和感があったときから、抗ウィルス薬を服薬する治療法が推奨されていますので、予防的投与が必要であれば処方可能です。