虫刺され
虫に刺されて、皮膚炎を引き起こす原因となる主な虫としてはカ、ブユ、アブ、ノミ、トコジラミ、ハチ、ケムシなどの昆虫類、そしてダニ、クモ、ムカデなどの昆虫以外の節足動物が挙げられます。これらのうち、血を吸う虫としてはカ、ブユ、アブ、ノミ、トコジラミ、ダニ、刺す虫としてはハチ、かむ虫としてはクモ、ムカデが代表的です。触れるだけで皮膚炎をおこす虫はケムシが挙げられます。
虫に刺されると、かゆみを伴う赤い湿疹、膨疹、時に水ぶくれになることもあります。ブユに刺されると、かゆみが長く残る赤いしこり慢性痒疹になってしまう方もおられます。
また、ハチに刺された場合は、全身に強いアレルギー症状(全身じんましん、腹痛、呼吸困難、意識喪失)を起こす特異体質の方もおられるので、注意が必要です。
治療
軽症の場合は、ステロイドの外用剤で治りますが、広範囲で症状が強い場合は、抗ヒスタミン薬やステロイド内服が必要な時もあります。
何度も刺される場合は、刺されないようにする対策も必要です。